岩手県の棚田の粘土質土壌の圃場で、寒暖差のある気候条件の環境を最大限に活かして、余計な資材を使用せず農薬も極力抑えて減農薬栽培を行っております。収穫量にもこだわりを持ち多収穫をせず稲の感覚を開けて植える疎植栽培を行っているため、一粒一粒に栄養が行き渡っているお米となっております。

中買業者の転売などではなく私自身が栽培し収穫したお米を直接売っているため市場に出ていないレアなはせ掛け米でもお安く提供させていただいております。

品種は、冷めても美味しい「ササニシキ」です。

味は非常にさっぱりしており、粘りも少なく、繊細な料理の邪魔をしないので特にお寿司屋さんなどでよく使われています。たくさん食べても食べ飽きたり胃もたれを起こすこともなく「お米の好きな人は最終的にササニシキに戻ってくる」と言われるほど、根強い人気がある品種です。

白米での対応は玄米20Kgから目減りいたしますことをご理解ご了承いただける方のみ対応いたします。

発送は20Kgの米袋に入れて米専用ダンボール箱に入れて発送致します。

★ササニシキの作付面積・生産量がなぜ減ったのか★

イモチ病という病気に弱く、夏の寒さ(冷害)と暑さどちらにも弱く、また茎が細いので倒れやすい、穂発芽をしやすい等、栽培面で繊細なところがあり作るのが難しいという理由があります。

平成5年の記録的な冷夏の年は平成の米騒動と呼ばれるほどお米がとれませんでした。特に深刻な影響が出たのがササニシキであり、その年を境にササニシキではなく栽培が容易な「ひとめぼれ」など生産者にとってリスクの少ない品種に一気に変わりました。

★稲架(はせ)掛け米(天日干し)とは★

刈り取った稲を逆さにかけ、自然のまま天日乾燥させることです。何日もかけて天日と風でじっくりとお米を乾燥させることで、茎に残った栄養分や旨味が下に落ちることにより米一粒一粒に行き届かせ、完熟した状態のお米に仕上っていきます。

昔は乾燥機などがなかったため、どこの農家でもこの稲架掛けを行っていました。稲穂をかける作業が重労働なため、機械化とともに稲架掛けを行う農家は減り、私の住む地域でもほとんど見かけることはありません。

現代では稲架掛け米は全国でも珍しく、市場に出回らない希少価値の高いお米となっています。

乾燥機のお米との違いをぜひ味わって見てください。