サイズ
直径10.5x高さ1cm

ヴィンテージのベネチアングラスの小皿、プレートです。

色合いとサイズが異なる２種類のピンクのムリーニ
色合いとサイズが異なる２種類の白のムリーニ
そしてアクセントとなるカモミールのムリーニ

中心部の白いムッリーニは直径3~4mmほどですが、
縁の白いムリーネは直径8mmほどです。

色合いとサイズの異なるムリーネを製作した上で、意図した通りに組合せ、焼き上げ、高い研磨技術で形を整える技術は本物のベネチアガラスならではです。機械で大量生産したような精度はありませんが、ベネチアグラスのマエストロが一枚一枚心を込めて作った、一点ものです。

状態：縁に薄らと黒っぽくなっているところがあります。製造過程でできたものでダメージではありません。

ヴェネツィアに行くと現地の方に必ずと言っていいほどヴェネチアで販売されているガラス製品の「殆ど」は中国製の偽物だから気をつけなさいと言われます。日本人観光客も安いという理由で知らずに偽物を買って帰るそうです。メルカリで販売されているヴェネチアンガラスのどれくらいが本物なのかは、ご想像にお任せします。

偽物の大半は、赤や青の色ガラスに、富の象徴でもある金色を塗り付け（過度の金彩）、花柄の「絵」を描いたようなものです。

ヴェネチアングラスには、「絵皿」の文化はありません。

こちらのお皿は、絵皿ではなく、ガラスで金太郎飴状のお花（ムリーナ）を何種類も作り、一個一個裁断し、それを職人の感性で一つ一つ並べて花壇のようなデザイン（ミルフィオリ）に仕上げたものです。

ひとえにヴェネツィアンガラスと言っても、工房や職人の腕前とセンスの良し悪しによって、出来上がる作品にも大きな差があります。

お土産屋さんで一枚数百〜数千円で販売されているものから、一枚数万〜数十万円で販売されているものまで、ピンからキリまであるのです。

手間をかけて作られた質の良いものはやはりお値段が張りますが、見るからに手を抜いてそうな安っぽいものは数百円から数千円で販売されています。

ベネチアに行き、質の良い一級品を見つけるのはそう簡単ではありません。

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