免税店向けにリリースされていた、タリスカーのノンエイジ仕様。Neistpointはスカイ島の最西端にある岬の名前で、スカイ島を象徴する名所の一つのようですね。ラベルにはその緯度経度が書かれています。
リリースは約3年前、日本には2年ほど前から並行品が入ってきていました。自分も何度かテイスティングし、オフィシャル18年とは異なるベクトルで面白さのあるリリースと感じたことから、対抗馬として紹介していたところです。

一方、最近はオフィシャル18年が値上がりしただけでなく、熟成感が減ったというかボディの薄さが目立つようになってきたこと。何より、1万円を下回る並行品(最安税込7k台)が今年の夏頃から某酒販に入ったこともあり、2つの理由でオススメと言えるボトルになってきました。

原酒の構成はNA仕様らしく、若い原酒から熟成したものまで、比較的幅広く使われている印象で、樽構成はオフィシャルスタンダードと同系統。
若いタリスカーのスパイシーさや、存在感のあるピートフレーバーが感じられる一方、それらをコーティングするようにマイルドな酸味、熟成した味わいもある。おそらく、10年弱あたりから20年くらいの間でバッティングされている銘柄なのではないかと推察しています。
香り:燻したスモーキーさ、キャラメル、杏ジャムや微かに梅干しを思わせる甘みと酸味。サラミ、胡椒を思わせるアロマ、塩素系のツンとしたニュアンスも感じられる。
味:スムーズでコクがある。燻したピーティーさとオレンジママレード、合わせてスパイシーで焦げたようなオークのニュアンス。
余韻はピリピリとスパイシーな刺激に加え、塩気と染み込むようなピートが長く続く。

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