これが最後の一品・逸品です。
MOLA・モラは、南米パナマのクナ族の手芸。色の違う布を重ねて縫い、模様を下からくり抜き形と絵を布の上に描いていきます。
もとはパナマ先住民のクナ族の民族衣装に使用されていた飾り布で、女性のブラウスの前見頃と後ろ身頃に使われていました。

布を重ねて強くし、次第に芸術として完成していくところは、日本の刺し子やアイヌ民族の刺繍に似ています。
1981年1月、南米パナマのクナ族の部落を訪ね、そこで買い求めました。40年以上大事に保存していましたが、家の中を整理するため、思い切って出品しました。横43cm 縦36cm

たんすの中にずっと仕舞ったままなので、色落ちはないと思います。アンティークに近い作品です。クナ族にとって大切な漁を描いてあり、カニや魚の姿が生き生きとしていて、暮らしを彩っていたのがうかがえます。
ぜひ、モラを実際に作っていらっしゃるかた、モラが大好きな人にお譲りしたいと思います。
額装すると映えます。赤は生命の色、活力の色。人生をこの赤で乗り切ってください。
ご参考までに、8枚目はわが家の居間にかけられたモラ。額装をして40年以上楽しんでいます。飽きません。

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素材...布