こちらの「富貴蓮蓮」食器セットは、従来景徳鎮官窯で焼かれたもので、「琺瑯彩」の技法の最頂点を示す代表作です

おおらかにひらいた口縁、ふっくらとした腹と優美な姿もさることながら、白玉の如き肌に群青の地を施し、精緻なうえにも精緻に色絵を加えてあるところなど、心にくいほどの工夫が見てとれます。

芙蓉、蓮、百合、菊といった花に唐蔓をあしらった文様は、栄華富貴の寓意を込めたものにほかならなく、中国語では、「蓮」と「牡丹」は永遠に幸せとされ植物です

器の外底には、「景徳鎮製」と篆書で落款が付けられている点も、景徳鎮の官窯ならではの輝きに満ちていた名作と意味します。

サイズ:
「大鉢」1客
直径20.5cm/高さ10cm
バラ売り金額18000円

「大皿」6客
直径21cm/高さ6cm
バラ売り金額10000円/客

「ご飯碗」6客
直径13cm/高さ6.2cm
バラ売り金額7500/客

「中華スプーン」6客
長さ16cm
バラ売り金額 2500円/客

 「琺瑯彩」は、美術史上では「古月軒(こげつけん)」の呼称が用いられるのがふつうですが、清朝の宮廷で、皇帝はじめ皇族が何にもまして愛玩したのがこの「琺瑯彩」だったと言われています。

一言でいえば、磁器の胎(たい)の上に琺瑯質の色絵を施したものということになり、胎土、釉薬、形状、顔料、絵付けの技法、、、いずれをとっても中国陶磁器史上“最善”が尽くされたのが「琺瑯彩」しかありません。

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