一点物創作粘土置物
★作品タイトルと紹介
作品タイトル「砂漠のミイラ」
ラクダに似た奇妙な生き物。
砂漠で遭難した者の前に現れて近くの町まで案内してくれる。町の近くまで行くと、まるで最初から居なかったように消えてしまうので、蜃気楼か暑さで幻覚でも見たのだろうと言われている。本当に実在するのか謎が多い…。

★素材や制作過程等の詳細
制作時間は10時間以上です。
素材は、石粉粘土とアクリリック系の絵の具、メタルパール系の顔料、ニス、どれも大手画材メーカーの品で品質がとても良いです。瞳はハンドメイドの硝子でプラスチックとは違う上品な質感です。
動きのあるオブジェにしたかったので、包帯を大きくなびかせました。
包帯の表現は薄いほど綺麗で良いのですが、それだけだと配送時の長時間の移動が心配なため強度面もある程度配慮しています。
中に芯になるものを積めたり、表から見たときにわからない場所に分厚く粘土をつめたり、石粉粘土の中でも特殊な物を使用したり、場所によってニスを分厚くしたりの処理を1時間半~2時間ほどしました。
足元も移動しているシーンを表現をしたかったので、重心を不安定にして三日月の台座を作り、転けないようしっかりと固定しています。
包帯の表現には一番拘っていて、立体的な造形の上にさらに絵画のような筆塗りで細かく繊細なグラデーションをし鮮やかに存在感が出るよう工夫しています。
ちらっと見える皮膚の色も綺麗です。
生き物のモデルは、ラクダをベースにアルパカ、狐、馬、モグラ等色々と個人的に気になる生き物の印象を混ぜて創作しています。
少しひ弱と言うか困ったような表情が愛らしいです。ちなみに、根が優しくお人好しな性格をしています。

質感はニスの塗り重ねで陶器のような艶です。飾ると幻想的で可愛い空間にしてくれます。

★注意点と作品のサイズ
とても心を込めて作ったハンドメイド作品です。絵の具ニスは耐水性ですが非常に繊細なため、水濡れ強く握りしめる直射日光に晒す等は破損の原因になりますのでご注意下さい。手作りの特性にご理解いただける方、作品を大切にしてくださる方のみお願いします。
作品サイズ約縦12.6㎝(台座から耳先)横9㎝(足先から包帯)