長野県安曇野市でとれたアカマツの木を素材に使用した和風の行灯。
和室空間のライトアップはもちろんのこと、廊下や玄関などちょっとしたスペースの雰囲気作りにも最適です。

素材:長野県産アカマツ※柱部分のみ別木材
サイズ:220(H)x120(W)x120(D)mm
重量:300g
その他:本体内部にE17型の電球ソケットが組み込まれており、約1.2mのスイッチ付きコードが付属します。

【この行灯が生まれた経緯】

長野県は面積の79%を森林が占め、林業が地域に根付く県です。そして、そのうち30%を占めるアカマツは長野を代表する木材で、木目の美しさと木肌のきめ細かさは世界でもその良質さが認められています。

しかし、高度経済成長期に外国産の安く扱いやすい木材に需要を奪われてしまいました。加えて40年ほど前から拡大を続ける松くい虫の被害があります。県による防御策も空しく、長野の美しい里山には茶色に枯れたり、白骨化したアカマツが広がりつつあります。

良質だけど高価で売れないアカマツ、そして止められない松くい虫の被害...日本の林の大きな一部であったアカマツは生き残る道がありません。そんなアカマツでも定期的に間引き作業を行い、樹木のどうしの間隔を適切に保ち、太陽光が木の根元や地面に届く環境をつくる必要があります。組子行灯はそんな「アカマツの深刻な現状をもっとたくさんの方に知ってもらいたい」「アカマツのもつ柔らかく風合いの良い特徴を、手にとって感じて欲しい」という想いで誕生しました。