深川製磁
菊七宝
コーヒー碗皿

1年前購入、食器棚にて保管。
未使用。
ショウルームで一目惚れし飾っておりました。

深川の文様には初代忠次の頃から四季折々の草花の図案が多く、写生の積み重ねによって培われた表現の豊かさは高く評価されてきました。菊は皇室のご紋章にもなっており、私たち日本人にとっては永遠に高貴なテーマです。それだけに磁器の世界でも菊をあしらった図柄は多く、伝統的な四君子や煎茶道でいう三寿などにも菊が入っております。有田でも菊は格式ある文様として大切にされてきました。この絵柄は、御用食器の意匠の中で代表的な菊に七宝(金・銀・瑠璃・玻璃(がらす)・しゃこ・サンゴ・瑪瑙(めのう))をデザイン化したものです。七宝の円形は円満を表し、繋げば繋ぐほど無限に広がるところから吉祥であるとされ、その由来の通り『不老長寿』、『子孫繁栄』を象徴します。