今回の出品は、フジミ1/20グランプリシリーズ41作目フェラーリF10+ピットクルーB+マルチケースの3点セットです。近年のF-1はかなり大きくなっていて完成させたはいいが、置き場所に困り、せっかく綺麗に作った完成品、埃まみれにするのも忍びないが、中々F-1に合うクリアケースは見つかりません。更にドライバーやピットクルーを配置して臨場感溢れる情景に仕立て上げたいってのはモデラーの性ですよね。そこで、オールインワンのセットで出品する事と致しました。原則としてバラ売りは致しません。キットのフェラーリF10はスクーデリア・フェラーリが2010年のF1世界選手権参戦用に開発したマシンです。フロントノーズが前方により長くなり、フロントサスペンション取り付け部分の前後は、2009年シーズンにレツドブルRB5が採用していたVノーズと呼ばれる、モノコックの両端が持ち上がった形状を採っていました。ホイールカバーの使用が禁止されたため、フロントホイールと同じ材質で製作された2重のリング状のパーツが装着され、リアホイールはリム部の形状が変更されました。開幕戦バーレンGPではアロンソとマッサがワンツーフィニッシュを決め、好調なスタートを切りました。しかし、以降、序盤戦はエンジンの信頼性に問題を抱え、ライバルに差をつけられる結果となりました。第9戦ヨーロッパGPからブロウン・ディフューザーを投入すると徐々に調子を上げ、第11戦ドイツGPでは開幕戦以来のワンツーフィニッシュを果たしました。
キットはこの頃、立て続けにフェラーリF1をリリースしていたフジミさんの油の乗ったもので、そのパーツ数の多さも驚きです。購入以来、冷暗所で保管していましたので良コンデイションと思います。今は絶版のPITCREWBセットは給油、ロリポップ、ジャッキを扱う8名とドライバーのセットです。こちらは購入時、大胆にセロテープ止めされていましたので未開封のままです。マルチケースはアオシマ製で当時唯一近年F1とクルーを展示出来るケースでした。12月に再販されるようですが、恐らく即完売と思います。空力パーツも多く、非常に見応えのある製品です。是非、クルー共々、丁寧に仕上げて往時のピットを再現してください。