チェコスロバキア製のペーストストーンのドレスクリップ。

こちらはほぼアンティークの領域に入る古いもので、チェコスロバキアが独立宣言をした1918年からドイツに解体される1939年までの間に作られたものかと思われます。

当時主流であったアールデコデザインとなっており、留め具以外のボディーはロジウムコーティングされています。

チェコスロバキアに馴染みのない方も、ボヘミアングラスはご存じかと思います。昔から土地柄、ガラス産業が有名でその始まりは13世紀まで遡ります。このドレスクリップに用いられているものはペーストガラスという鉛の含有量が多いもので、スワロフスキーなどとはまた違った、静かで奥深い光を放ちます。

キラキラとした華やかなジュエリーではないのですが、当時の職人技が凝縮されたかのような古美術的なジュエリーです。

シフォンやベルベットなどと合わせていただくと雰囲気が出ます。
ジャケットのラペルやノーカラーワンピースの襟元に着けたり、またチーフの留めとしても。

当時の女性はハンドバックにも着けていたそうなので、ファブリック製のバッグに合わせても良いかと思います。

◆サイズ
全長 約4.3cm
幅 約1.7cm

◆重さ
7g

◆カラー
シルバーカラー
ペーストガラスは透明

◆ブランド
なし(チェコスロバキアの刻印あり)

◆製造国
チェコスロバキア

◆コンディション
良好。
後ろの方に少しだけロジウムのロスがございますが、かなりコンディションの良いものとなります。

カラー···シルバー