創作一点物石粉粘土
作品タイトル「海牛モドキ」
高地に生息する陸上型ウミウシ。六本の足と背中の植物のような補食器官が特徴。
通常のウミウシと違いしっかりと中には骨がある。ウミウシに似た全く別の生き物という説もある。生きた個体が発見されないため謎が多い。

少し変わったウミウシが欲しくて、虫とのハーフをイメージして創作しました。
毒々しくも爽やかな可愛さが不思議な雰囲気です。陸上を移動するため少し筋肉質な体つきです。体のシワなど細かいところにも拘っています。

制作時間は9時間以上です。
良質なニスを5回以上、丁寧に乾かし重ね塗りをしているので水色のボディは陶器のような風合いでプルプルした艶があります。
使用しているメタリックパール系の顔料の品質は最高で静止画だと伝わりにくいですが、煌めきが強くきめ細かい光です。
主にアクリル系の絵の具での筆塗りです。絵画を塗るのと同じ繊細なグラデーションになっています。
個人的には手にとってじっくり眺めてしまうそんな魅力があります。
あと実物を見た人には、お尻も可愛い!と感想をいただきました。確かに真後ろから見ると土星のような、浮き輪のような…シルエットが良いです。

ニス絵の具は耐水性ですが、水濡れ、強く握りしめる等は破損の原因になりますので注意してください。
とても心を込めて真剣に作った作品です。
ハンドメイドの特性にご理解いただける方、大切にしていただける方のみお願いします。

作品サイズ約縦5.7㎝横6.8㎝