フランス製

(Puiforcat/ピュイフォルカ)
純銀銀無垢
スターリングシルバー
ソリッドシルバー
フランス950銀
ヴェルメイユ
(S.Louis/サン・ルイ)
クリスタルガラス



サン・ルイ(SaintLouis)は1586年創業のフランス最古のクリスタルガラス工房です。

なにぶん古い品ですので工房の刻印はまだ彫られておりませんし、あったであろう紙のラベルは取れてしまっています。
ですのでジャー部分がサン・ルイ制作・・・というのは憶測の域を出ません。

更にサン・ルイは1820年前後にバカラと一時合併をしておりましたし、その後も提携をしておりました。
バカラの持つクリスタルガラスの成型技術の多くはこの時期にサン・ルイから学んだとのことですので、その両者には非常に似通った部分があるのも当然です。

ではなぜ、バカラではなくサン・ルイか?

それはあくまで私個人の感触にすぎませんが、これまでにピュイフォルカとサン・ルイの共作を数多く見ていることと、この2社が共に現在はエルメスの傘下にあるということもその判断に影響を与えている要因の一つであることは否めません。

ピュイフォルカとサン・ルイのコラボ作品としては圧倒的にクラレットジャグが多いと思いますが、次いでソルトセラーや卓上のヴィネガーボトルセット、香水瓶などが挙げられます。
そして蓋物の中にはトリンケットボックスやピルケース、パウダーケースなどがあるわけですが、クッキーバレルとなると非常に数は少なくなる印象です。



状態ですが、蓋とハンドルはほぼ問題ありません。スレ傷や目立たない打ち身程度です。

クリスタルの容器には僅かに気泡があります。
そしてハンドル付け根部分の銀のガーランドに欠損があります。場所が目立たない部分で尚且つ綺麗に取れている為、さほど不自然な感じはしません。
主観ではありますが。

その欠損部分のクリスタルには傷が見えます。



セーヴルやリモージュだけでなく、マイセンやKPM、ヘレンドなど、様々な食器と合わせてお使いください。

ご検討頂けましたら幸いです。



(御参考)
幅 :約12.8cm
高さ(ジャーの口部分まで):約14.5cm
  (蓋上部まで)    :約17.0cm
  (ハンドル上部まで) :約21.5cm
重さ:約1001g