希少なブローニーフィルム用のモノレール式ビューカメラのSUPERCAMBOです。
広角用レールのものと標準〜望遠レールのもの、2台セットです。商品画像のレンズと三脚は付属しません。出品物は画像10のものプラス画像6のものが全てになります。
オランダのCAMBO社はビューカメラに長い歴史を持つメーカーで、全金属製の堅牢かつ軽量なビューカメラを製造している世界中の写真家に人気のメーカーです。
SUPERCAMBOは、スタンダードで伝統的なU型支柱のビューカメラなので、大判ビューカメラと操作方法も同じです。これから大判にステップアップしたいと考えている人にとって、少ないフィルムコストで大判と全く同じ撮影技法が楽しめる非常に魅力的なカメラです。

一点難があります。標準蛇腹は全く問題ございませんが、袋蛇腹とフードは使用と経年による劣化があり、蛇腹の枠と蛇腹の継ぎ目が一部外れてきた箇所(画像9参照)がありますのでパーマセルなどで塞いで騙し騙し使ってました。気になる方はTOYOカメラサービスさんなど大判カメラ修理店なら修理対応してもらえるかと思いますので、その点を踏まえてご検討ください。袋蛇腹は新品でも3万円ほどなので、部分的な修理の場合はもっと安いかとは思います。フードに関しては、ハレや迷光は問題なく切れますし、主観ですが見た目的にも目立たず機能的にも問題なさそうな程度です。

角形レールは広角用のレール約21センチのものと、標準・望遠・接写用のレール約30センチのものがあり、それぞれにフロントスタンダードとリアスタンダードが付きます。三脚の雲台に取り付けるベースクランプ(支柱台)は1つになります。2台のカメラは年式が異なるためパーツの形状が異なる部分もありますが、蛇腹フード、レンズボード、蛇腹、ファインダースクリーン、ベースクランプ、フィルムホルダーなどは互換性があり共用出来ます。
レンズボードはリンホフボード用2枚とホースマンボード用1枚がある為、ほとんどの大判カメラと併用して使えます。
また、フィルムホルダーはGRAFLEX社製のロールフィルムホルダーを使います。グラフレックス社製のホルダーは国際規格になっているので、マミヤ(RBおよびマミヤプレスG)やホースマンも採用しております。
出品物に付属するフィルムホルダーはGRAFLEX社の純正の6x7用になります。