マリア・カラス/スタジオ録音リマスター・エディション全集(69CD)

通常価格31.130円

「リマスター・エディション」に今度はマリア・カラスが登場。
内容は、カラスがEMI(とCetra)におこなったスタジオ録音を全て収録したもので、最新リマスターが注目ポイントとなっています。
オリジナル・マスターテープからのリマスターは今回が初めてということなので、カラスの一連の録音がアビーロード・スタジオの技術でどのくらい改善されるか興味深いところでもあります。
各ディスクはオリジナル・デザイン仕様の紙ジャケットに収納され、また、136ページのハードカヴァー・ブックレットには、珍しい写真や英文エッセイなど盛りだくさんなコンテンツ掲載が予定されているということです。オペラの歌詞は、付属CD-ROMに収録されています。
収録曲目は、以前発売されていたボックスと同じです。

【カラスの魅力がわかりやすいスタジオ録音】
ドラマに対する類まれな冴えた感覚と、それに完璧に連動する歌唱力を持ち合わせていた稀代の名歌手マリア・カラスは、キャリアのほとんどの期間でEMI専属の歌手としてレコーディングをおこなっていました。
当ボックスセットは、カラスがEMIでおこなったセッション録音に加えて、CETRAのセッション録音も収めた本格的なもので、オペラ全曲録音が多いこともあってか、CDの枚数は69枚に及んでいます。
収められた音源はほとんどがモノラルですが、セッションで入念に録音されていることもあって、これまでに発売されていたCDでも音の状態は聴きやすい水準にあり、カラスの生み出すドラマの深い魅力にたっぷり浸ることが可能でした。
また、当時カラスはテバルディと並ぶ最高の人気をもっていただけに、EMIが手配した共演者たちの水準もきわめて高く、ディ・ステーファノやコレッリ、ゴッビなど名だたる大物たちとの迫真のやりとりを良い条件の音で楽しめるのはなによりの朗報。
一方、数多く収録されたアリア集では、カラスならではのほの暗く独特の存在感を持った声によるドラマの構築ぶりを、全曲録音よりもさらに条件の良いマイク・ポジションで収録されたリアルな音で連続的に楽しむことができるのがポイントともなっています。(HMV)